コーヒーの「蒸らし」はなぜ必要?理由や最適な時間を解説

コーヒーを淹れる時の蒸らしにはどんな意味があるのだろうと思っていませんか。

一見コーヒーの味わいに意味が無さそうな蒸らしですが、実はコーヒーを美味しく淹れるために非常に重要な意味を持っている作業なのです。

この記事では、コーヒーを淹れる際に蒸らしを行う理由や、蒸らしの手順やコツを詳しく解説していきます。

コーヒーを淹れるときの「蒸らし」とは?


コーヒーの蒸らしとは簡単に言うと、ハンドドリップをする際、ドリッパーに入れたコーヒー粉に少量のお湯を注ぐ作業のことです。

コーヒー屋さんでコーヒーを入れてもらった時、ドリッパーの中で豆がプクーっと膨れ上がるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。あれがまさに蒸らしを行っている状態です。

プロも絶対に行っているのがこの蒸らし。ハンドドリップでコーヒーを美味しく淹れようと思うなら、蒸らしを理解することがとても重要になってきます。

コーヒーで「蒸らし」が大切なのはなぜ?


先程少し触れましたが、蒸らしを行うとコーヒー豆がプクーっと膨れ上がります。

これはコーヒー粉の中に炭酸ガスが多く含まれており、お湯を注ぐことでこのガスが放出されるために起こる現象です。

ガスが放出されることでコーヒー粉とお湯が馴染みやすくなり、コーヒー粉に含まれている成分が抽出しやすくなるのです。

一方蒸らしを行わずにドリップした場合、ガスが邪魔をしてコーヒーとお湯がうまく馴染まないため、成分が十分に抽出できません。そのため出来上がったコーヒーの味は薄く、物足りない味わいになってしまいます。

蒸らしを丹念に行ってコーヒーの成分をドリップできれば、豆本来が持っている個性を味わえるようになるでしょう。

コーヒーの蒸らしの手順と最適な時間


それではここからは具体的に、どのようにコーヒーの蒸らしを行えばいいのかを解説していきます。

蒸らしを行う手順は以下の3ステップ。

  • ドリッパーの中でコーヒー粉を平らにする

  • お湯を少量注ぐ

  • 45秒~1分待つ

下記でそれぞれ詳しく解説していきます。

  • ドリッパーの中でコーヒー粉を平らにする

    コーヒー粉が平らでないと、お湯を注いだ時に全体に行き渡りにくくなります。

    お湯が行き渡らない部分にはガスが残ってしまうので、うまく抽出できない原因になってしまうのです。

    そのため、コーヒー粉を入れたらドリッパーを左右に揺らし、コーヒー粉を平らにしておきましょう。

  • お湯を少量注ぐ

    平らにしたコーヒー粉の上に、お湯を少量注ぎます。

    この時のお湯の量は、全体量の20%を目安に注ぐと良いでしょう。150g注ぐのであれば30g、400g注ぐのであれば80gでOKです。

  • 45秒~1分待つ

    お湯を少量注いだら、後はコーヒー粉とお湯が馴染むのを待てば蒸らしは完了です。

    待つ時間は45秒~1分がおすすめ。蒸らし時間を十分にとることでガスがしっかり抜け、コーヒーを抽出する際に効率良く成分を出せるからです。

    おすすめは45秒~1分ですが、蒸らす時間を変えることで味わいを調節することも可能です。短くすればスッキリとした味わいに、長くすれば濃厚な味わいに仕上がります。

    ですので、まずは45秒~1分の時間で抽出してみて、薄めが好みなら短めに、濃いめが好みなら長めなど、好みに合わせて時間を調節してみてください。

コーヒーで「蒸らし」が大切なのはなぜ?


コーヒー粉を蒸らしで上手に膨らませるためには、以下のコツを守ることが重要です。

  • コーヒー豆を購入して自分で挽く

  • 焙煎したての新鮮なコーヒー豆を使う

  • ゆっくりお湯を注ぐ


それぞれなぜ大事なのか、詳しく解説していきます。

〈コーヒー豆を購入して自分で挽く〉

コーヒーには粉の状態で売られているものと、豆の状態で売られているものがあります。蒸らしでうまく膨らませたいなら、コーヒー豆の状態のものを購入しましょう。

コーヒー豆は、粉にした瞬間、中に含まれていたガスの多くが放出されてしまいます。

また、粉の状態では豆の状態より表面積が大きくなるので、保管している時にガスが抜けるのが早くなってしまうのです。

膨らむ原因であるガスが抜けてしまっては蒸らしはうまくできません。ですので、コーヒーはガスが抜けにくい豆の状態で購入し、飲む直前で挽くのがベストです。

〈焙煎したての新鮮なコーヒー豆を使う〉

コーヒー粉が蒸らしでプクーっと膨らむのは、コーヒー粉がお湯に触れることで中のガスが放出されるからです。

このガスは焙煎が終了した瞬間のコーヒー豆に一番多く含まれており、その後時間の経過とともにどんどん抜けていきます。

つまり、焙煎から時間の経った古いコーヒー豆ではガスが抜けているので、蒸らしを行ってもうまく膨らまないのです。

ですので、コーヒー粉を蒸らしでうまく膨らませたいなら、焙煎から日が経っていない新鮮なコーヒー豆を使うようにしましょう。

〈ゆっくりお湯を注ぐ〉

勢いよくお湯を注いでしまうとコーヒー粉に均一にお湯が行き渡らないため、膨らみが悪くなってしまいます。

また、勢いよくお湯を注ぐことで膨らみが悪くなるだけでなく、コーヒーの成分がうまく抽出できていない液体がサーバーに落ちてしまうことも。これでは出来上がったコーヒーは薄く、水っぽいコーヒーができてしまいます。

そのためにも蒸らしの際はお湯をゆっくり注ぐことを心がけましょう。

一点に注ぐと穴が空いてお湯が通り抜けてしまうので、ドリッパーの内側から「の」の字を描くようにするのがコツ。優しく全体にお湯を行き渡らせれば、きれいに膨らんでくれますよ。

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コーヒーの「蒸らし」について理解しよう


今回はコーヒーの蒸らしについて詳しく解説してきました。

蒸らしはコーヒーの抽出における事前準備となるステップ。何事にも準備が大事なように、コーヒーにおいても重要度の高い工程となっています。

今回ご紹介した手順やコツを参考にして、蒸らしにこだわってみてくださいね。

こだわりを追求する人には「GINA」もおすすめです。

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